【お手入れの仕方】福岡 ほのかペット火葬

第1章

シャンプーは毎日はNG?

人間の感覚だと毎日か2日に1度はシャンプーすると思いがちです。ところが、犬の場合だとこの頻度でシャンプーしてしまうと毛や皮膚の脂分が失われてしまい、つやがなくなり、パサパサになってしまい乾燥してしまいます。

 

ですから、シャンプーは多くて週に1回もしくは平均的には2週間に1回です。こうしたシャンプーではない代替方法として水を使わないドライシャンプーなどを使うのも効果的です。ドライシャンプーとはパウダー状になっており、犬の体に振りかけ、丁寧にブラッシングすることで、体の汚れを落とし、最後に濡れタオルで拭き取ります。ドライシャンプーは文字通り、水を使わないので、匂いが気になるときにも手軽に使うことができます。

 

また、散歩などから帰った際にこまめにブラッシングして汚れを落としあげたり、食事の後に口などを拭いてあげると良いでしょう。ちなみに、忘れがちなのは、お尻の周りで、うちが毛にこびりつき、汚れや匂いの原因になります。



第2章

耳のお手入れの仕方

耳のお手入れは、重要です。とりわけ、耳の垂れた犬種は、耳の中が不潔になり、ダニや寄生虫が繁殖し炎症を起こしやすくなります。耳のお手入れは、こうした病気を防ぐためにも必要です。

しかしながら、犬の耳の中はとてもデリケートにできているので、強くこすり過ぎないように気をつけるようにしましょう。綿棒で耳の奥まで掃除をすると、かえって汚れを押し込んでしまうことになりますので、綿棒を奥のほうまで使うのは控えたほうがいいと思われます。


また、市販のイヤークリーナーを耳の中に適量垂らし、耳を後ろからつまむように揉むと、しばらくして汚れが浮き出てきやすく効果的です。その汚れを脱脂綿や綿棒などで拭き取ります。イヤークリーナーの変代わりに、人間の赤ちゃん用のベビーオイルを脱脂綿につけて拭くのもおすすめです。頻度としては、週に1度ほどがいいでしょう。

 

なお、犬種によっては耳の中にまで毛がびっちりと生えている犬もいます。そのままにすると通気が悪くなって、汚れもたまりやすく、外耳炎を起こしたり、耳ダニなどの温床になりやすいので、耳の中の毛をある程度抜いてあげます。

 

その際には、イヤーパウダーを振ってから指先で抜いたりしますが、うまくできない場合にはドッグサロンなどで頼むといいでしょう。

 

また、こうしたタイミングで耳の状態を確認するも大切です。外耳炎、耳かいせんなど、犬にとっては、耳の病気のリスクは多分にあるため、サインに気づくためにも注意しておきたいものです。そのうえで…

 

・犬が頭を盛んに振っている。

・耳を頻繁に壁に擦りつけている。

・前足で耳を頻繁に掻いている。

・耳から変な異臭がする。

・耳から液体が出ている。

 

上記の兆候は耳の病気である場合ため、すぐに診察が必要になります。耳のケアに加えて、気をつけておきたいものです。



第3章

目のお手入れの仕方

耳ももちろんですが、目のチェックも忘れないようにしたいものです。特に、風の強い日の散歩の後など、意外に目の中に埃などが入っていることもあります。濡らした脱脂綿や綿棒などでそっと取ってあげましょう。

 

パグやシー・ズーに代表されるような、目が大きくて飛び出ているような犬種の場合は、埃など異物が入りやすい上に、眼球を傷つけやすくもあり、目の周りも汚れやすいので気配りが必要になります。

 

日頃の散歩でも低木の枝先や、室内の飛び出た家具など、なるべく怪我をさせないように環境にも気をつけてあげたいものです。目の周りの汚れは、涙の成分に近いアイローションなどが売られていますので、そうしたものを常備すると良いでしょう。

 

ほかにも、マルチーズのような被毛が白い犬種では、目の下(涙やけ)や口の周りの被毛が赤茶けてくる場合があります。こうした涙やけを予防または綺麗にするローションやクリーナーなども市販されていますので、そういったものを使用したり、水で濡らした脱脂綿などで、こまめにお手入れをしてあげるといいですね。

 

この涙やけというのは、通常より涙が多く出過ぎることによるわけですが、目と鼻とをつなぐ涙管が狭かったり、詰まっていたりして涙が外に溢れ出てしまう場合もあります。ほかにも、眼瞼内反症など、いわゆる逆さ睫毛のような状態が原因になっていることもありますので、もし涙やけがひど過ぎると感じるようでしたら、一度動物病院で診てもらうのもいいと思います。

 

いかがでしたでしょうか?愛犬とのスキンシップになるばかりか、健康状態に増進と状態に把握にもつながります。ですから、お手入れは欠かさずにしてあげたいものです。